第9回権利擁護事例検討会を開催しました。(R4.12.5)

令和4年12月5日、令和4年度第9回権利擁護事例検討会を開催致しました。
会場とZoomのハイブリッド形式での開催となりましたが、会場に6名、Zoomに25名、併せて31名の方に参加頂きました。

一つ目の事例では、親族の協力がなかなか得られず、適切な介護サービスを受けられない方について、どのように支援をしたら良いか考えてみました。支援者がこまめに本人の状況を確認、さらにその情報を共有し、本人の生命、健康が害される蓋然性が高まった時点で躊躇なく介入することが必要という意見が出されました。二つ目の事例は、浪費に対し本人にどの程度制約をかけるのが適当なのかという点と、キャッシュレス化が進む中で、日常生活自立支援事業等の金銭管理サービスが受ける影響がポイントとなるものでした。キャリア決裁で気軽に無計画にお金を使ってしまうことに対し、プランの変更やキャリアの変更といった対応策も提案され、より規制が弱いものから試していくのがよいのではとの意見も出されました。

弁護士によるミニ解説においては、「過払い金返還請求」について説明していただきました。以前に比べ下火にはなりましたがテレビ等ではではまだまだ目にします。今回、過払い金がどのような仕組みで生まれるのかという点から解説頂きました。請求には機嫌がありますので、該当する可能性のある方は調査してもよいかもしれません。

次回は1月19日(木) 16:00からの開催となります。