高齢者・障がい者の虐待防止研修会を開催しました(R6.2.9)

令和6年2月9日、昨年度に引き続き、高齢者・障がい者虐待防止研修会を開催致しました。
参集形式で58名の方にご参加頂きました。
第1部として、上田晴男先生による講演「わたしにもあなたにもある『権利』~高齢になっても、障がいがあっても、幸せに暮らせるためには~」、第2部は意思決定支援に関する個人ワークを行いました。

参加者の方々の感想として、講演については、
・虐待は、火災が起きた際と同じように考え、疑いがある時点で相談・連絡をすることが大事だということが印象に残りました。虐待対応の経験が浅いため、国のマニュアル、虐待状況調査をしっかりと目を通すことから始めていきたいと思います。
・権利について、その人の表面上の言葉ではなく、本質を見抜く必要があることなど勉強になりました。虐待防止では、気付いたら知らせていく必要があることを知りました。
・本人の当たり前の生活・権利が守られるよう、まずは本人の話をしっかり聞きたいと思いました。疑わしきは迷わず包括へ通報していきます。適否、要否の判断ができるよう自分自身のアンテナ・感度を高めていこうと思いました。
・虐待対応について第三者の視点で判断しようとしてしまいがちではあるが、本人がどう感じているか、どう受け止めているかの視点を忘れてはいけないと思った。SOSが発信できない方や虐待と気付けない方もいると思うので、支援者が気付かせてあげるアプローチも必要だと思った。何事にもシンプルに考えてみればいいんだと気付いた。
・「本人に虐待かどうか判断させていることがある。それでよければ生活状況等の確認もいらなくなる」と言われ、確かにそうだなと思いました。

個人ワークにつきましては、
・本人が何故そう言っているのか理由を聞くのは基本だと思いました。自分が対応したケースについて間違っていなかったのだと改めて感じました。
・自分としては個人ワークがとても良かったです。事例を通じて感じたのは、当事者の思いや背景を理解すること、よく話を聞き言葉の真意を理解することの大切さを改めて確認できました。

権利擁護について更に学べる場や虐待防止研修会の継続開催を希望する声も多く頂いたことあり、来年度は、虐待防止の基礎を学ぶ小規模の研修会も開催を予定しております。
参加して頂いた方、ありがとうございました。