第6回権利擁護事例検討会を開催しました(R5.11.16)

今回より会場のみの開催となり、21名の方に参加頂きました。

今回の事例は、「本人のための権利擁護支援」という題目で、知的障がいのある23歳男性。本人の金銭に対する考えがより大きなトラブルに発展するのではないかと心配する家族の事例をもとに、本人に成年後見人が必要なのか、また他にどんな支援があるのか、皆さんで話し合っていただきました。

成年後見制度については、家族の不安をすべて解決することは出来ないが、リスクを減らすことは出来る。ただ、母親が後見人に就任した場合、本人の自由や自己決定を逆に制限してしまう可能性もある等の意見が出されました。後見制度の利用以外の支援としては、グループホームの利用により、本人が母親と離れて生活し、成功体験や小さな失敗体験を繰り返すことで、本人の意思決定支援に加え、大事に至らない訓練も出来るのではといった提案もなされました。

これからもお気軽にご相談下さい。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

弁護士によるミニ解説は、「未成年後見」について説明して頂きました。親権者と未成年後見の違いや親権者の管理権といった、なかなか普段考えることのない知識を知ることが出来ました。

当センターでも第3木曜日の午後に弁護士無料相談を開催しております。お気軽にお電話にてお申込み下さい。