住民のための成年後見制度勉強会を開催しました。(R5.7.7)

令和5年7月7日、十四山スポーツセンターにて「住民のための成年後見制度勉強会」を開催しました。住民の方や民生児童委員、福祉職や行政の方など、69名の方に参加頂きました。
今回は、蟹江町にある司法書士永井事務所の永井克尚先生を講師にお招きし、「知っておきたい生前贈与と遺産相続」と題し、司法書士の業務、遺言書、相続手続き、相続でのトラブルとそれを避けるためのいくつかの方法など、相続に際し実際に役立つお話を頂きました。

参加者の方々からは、
・実際に事例を交えて説明して頂き、分かりやすかった。
・生きているうちから準備することが大事だと分かった。
・もう少し深い話まで詳しく聞きたかった。講義の時間が少なく思った。
等の感想を頂きました。
今回のテーマである「相続」は、実際に手続きを行ったり、支援者として関わったりと、皆様にとって身近で興味深い内容であったことがよくわかりました。
また、頂いたご意見は今後の普及啓発活動や研修開催に活かしていきたいと思います。

アンケート用紙にてご質問頂きました。
質問)法定相続人とは、一般的に何親等までの親族を指すのでしょうか?

回答)民法では「誰が相続人になれるのか」を定めており、この権利をもつ人を「法定相続人」とも呼びます。法定相続人になる人は、被相続人の配偶者と被相続人の血のつながりのあった人(血族)です。血族には相続順位が定められており、相続順位は下記のように定められています。

配偶者は常に相続人となります
第1順位:子(子が死亡しているときは孫)
第2順位:親(親が死亡しているときは1つ上(祖父母)の代へ存命者を優先していきます) ※第1順位がいないときに相続人となります。
第3順位:兄弟姉妹(亡くなっている場合には甥姪) ※第1順位と第2順位がいないときに相続人となります。

詳しくは下記のサイトでわかりやすく説明しています。
朝日新聞のポータルサイト 相続会議
法定相続人とは?範囲と相続順位、相続割合を詳しく解説

個別案件にも回答させて頂きますので、ご不明な場合は、お問合せ下さい。
勉強会にご参加頂いた方々、ありがとうございました。