第1回権利擁護事例検討会を開催しました(R6.4.18)

今回の事例、「一時的な課題解決のための成年後見制度利用について」というテーマで意見交換を行いました。現状、相続等一時的な課題解決のために成年後見制度を利用する際、関わりのある親族があっても、その親族が相続人に含まれる場合は、第三者後見人が選任されるケースも多く、結果的にそれが本人の利益になるのか迷うことがあるという点で情報交換が行われました。検討会で結論が出る話ではありませんが、一時的な制度利用や後見人の柔軟な変更といった法制度の改正も検討されているため、権利擁護センターとしてもそれを注視し、みなさんにも情報提供していきたい考えております。

弁護士によるミニ解説は、「クーリングオフ」について説明して頂きました。どういった契約がクーリングオフできるのか、期間はどれくらいなのか、使うためにはどのような文書をよういしたらよいのか、何回聞いてもなかなか覚えられないこともあり、改めて知識の確認が出来ました。期限が決まっているしくみなので、迅速な対応が必要となります。必要かと思われるケースがありましたら、是非権利擁護センターまでご連絡下さい。

当センターでも第3木曜日の午後に弁護士無料相談を開催しております。お気軽にお電話にてお申込み下さい。