高齢者・障がい者虐待防止研修会を開催しました(R5.2.3)

令和5年2月3日、昨年度に引き続き、高齢者・障がい者虐待防止研修会を開催致しました。
昨年は新型コロナウイルスまん延防止等重点措置の発令中のため、オンラインのみの開催となりましたが、今年は参集形式で40名の方にご参加頂きました。
第1部として、上田晴男先生による講演「高齢者・障がい者の施設従事者等による虐待~求められる「支援」とは~」、第2部は虐待発生のリスクに関する個人ワークとグループワークを行いました。

参加者の方々の感想として、講演については、
・施設内で委員会活動を職員で考え実施しているが、まだ施設として走り出しというところで知らないことも多く、参考になった。また、今日得た学びを施設内でも共有し、より一層対策や学びの機会にしようと思います。
・法律などわかりやすく説明され、自分の意識の足りない所を確認することが出来ました。以前は現場で直接支援者として働いておりましたが、今は障害の方の相談支援に従事しております。中に居ると通常化し虐待を無自覚で行ったり見逃していることもあったなと思います。第三者の介入や目も大事となるので、これからは両方の意識をもっていきたいです。
・相談員という立場になるが、虐待という問題について改めて考えることができた。特に、直接支援という形はあまりとっていないが、言葉がけひとつで「心理的虐待」になると思い、より一層、権利擁護含め勉強をし、本人のための支援が少しでも実施できれば…と思った。

個人ワーク・グループワークにつきましては、
・自身の事業所に置き換え要因やリスクについて考えられる機会がありよかった。他業種からみた意見も頂けて良かったと共感できる部分もありいい時間だった。
・高齢者施設の方、相談員をされている方と自身とは違った業種・職種の方と話し合うことで新たな視点で考えることができた。知識不足・経験不足により適切な支援ができないことが出てくるため、まずは個人を理解し、特性を理解することが大切であると感じた。また、共通認識の中で支援にあたることが大切であると改めて感じた。
等のご意見を頂きました。

権利擁護について更に学べる場や虐待防止研修会の継続開催を希望する声も多く頂いたことあり、
来年度以降の継続開催を含め、より小規模の研修会の開催につきましても検討させていただきます。