第4回権利擁護事例検討会を開催しました(R6.7.18)

今回は、弁護士によるミニ解説を先に行いました。テーマは「破産」についてです。みなさんも「自己破産」という言葉を一度はお聞きになった事があるかと思います。ミニ解説では、破産によるメリット・デメリットについてや、自己破産手続きの流れ、破産申立にかかる費用などをお話していただきました。また、破産法には「免責不許可事由」と呼ばれる事項が定められており、それらの事項に該当する場合、免責が認められない場合もあるとの事でした。いろいろな条件やデメリットもありますが、破産は人生の再出発のための制度の一つです。借金に苦しんでいる方がおられましたら、一人で悩みすぎないよう早めに権利擁護センターに相談することをおすすめください。必要に応じて権利擁護センターから法テラスや弁護士につなぎます。

事例検討会では、身元保証等の高齢者サポート契約について意見交換を行いました。事例として、身元保証会社との契約解除に関する話が出されました。事業者によって内容や契約方法、料金等に違いがあるので、利用する場合はトラブルにならないよう、事前によく確認することが大切だという意見が出されました。また、金澤弁護士からは、日本弁護士連合会のホームページに掲載されているチェックリストを活用してくださいとお話がありました。契約時にトラブルになりやすい項目がリスト化されています。是非一度ご覧ください。

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amanankenri
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