第3回権利擁護事例検討会を開催しました(R6.6.20)
今回の事例、「被後見人が死亡した後の事務は」というテーマで意見交換を行いました。死後事務に関しては、被後見人の相続人が行うのが原則です。しかし、諸事情により、成年後見人が死後事務を処理せざるを得ない場合があります。以前は成年後見人の権限が不明確だったため、業務処理に支障を来す場合がありましたが、円滑化法の成立により、一定の解決が図られました。しかし、問題点もいくつか指摘されており、今後の運用や法改正の動向には注意が必要です。
弁護士によるミニ解説は、「インターネット上での誹謗中傷」について説明して頂きました。インターネット上での誹謗中傷は、社会問題となっており、多くの人にとって無縁ではなくなっています。金澤先生からは、誹謗中傷投稿を削除請求する3つの方法や、その他の法的措置を取りたい場合の流れなどを解説していただきました。また、自分が誹謗中傷投稿をしてしまった場合についてもお話していただきました。昨今、SNSの投稿によるトラブルが引き金となった殺人事件の報道が後を絶ちません。投稿する際は、トラブルになるような事柄が含まれていないか、慎重に確認する姿勢が必要だと感じたミニ解説でした。
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